2019、5、12       復活節第4主日礼拝      牧師 川﨑善三

「わたしを愛するか」                  ヨハネ21:1~8

 天の使は、女たちに言いました「イエスはよみがえって、ここにはおられない。今から

弟子たちとペテロとの所へ行って、こう伝えなさい。イエスはあなたがたより先にガリラ

ヤへ行かれる。かねて、あなたがたに言われたとおり、そこでお会いできるであろう」(マ

ルコ16:6,7)その言葉に従って、ペテロはガリラヤへ行きました。ペテロと共に、

六人の弟子がガリラヤに行きました。どれぐらい、彼らがイエスさまを待っていたかは、

わかりません。やがて、ペテロは他の弟子たちに言いました「わたしは漁に行くのだ」す

ると、他の弟子たちも「わたしたちも一緒に行こう」と言いました。彼らはガリラヤ湖に

舟をこぎ出して、漁をしました。しかし、その夜はなんの獲物もありませんでした。神さ

まの祝福がなければ、私たちの働きが徒労に終ってしまうということの典型的な例です。

彼らは疲れを憶えながら帰ってきました。そのとき、イエスさまが岸に立っておられまし

た。その人は弟子たちに言いました「子たちよ、何か食べるものがあるか」、「何もありま

せん」すると、イエスさまは言われました「舟の右の方に網をおろしてみなさい。そうす

れば、何かとれるだろう」。当時の漁法によれば、網は左側におろすものだそうです。です

から、舟の右におろすと言うことは不自然なことでした。しかし、弟子たちはその人の言

うとおりにしました。すると、一晩中、働いて一匹の魚もとれなかったのに、たくさんの

魚が入ってきて引き上げることができませんでした。そのとき、ヨハネが言いました「あ

れはイエスさまだ」。ヨハネは、かって同じような経験をした事を思い出したりのです。三

年前のことです。ペテロの舟に乗っておられたイエスさまが、沖へ出て漁をしてみなさい

と言われました。ペテロは「一晩中働いて、一匹の魚もとれませんでした。しかし、お言

葉ですから、そうします」と言って、漁をすると、たくさんの魚がとれました。その時以

来、ペテロとヤコブとヨハネはイエスさまの弟子になりました。あの時と同じだと気付い

たヨハネは、あれはよみがえられたイエスさまだと言いました。彼らが陸に上がってみる

と、炭火がおこしてあり、その上に魚がのせてあり、パンもありました。神さまのために

働く人々は、食べることの心配をしなくてもいいのですよと、神さまは示されます。

食事が終わると、イエスさまはペテロに言われました「あなたはわたしを愛するか」ペテ

ロは答えます「そうです。わたしがあなたを愛していることはあなたがご存じです」また

もう一度言われました「あなたはわたしを愛するか」そして、三度目も言われました「あ

なたはわたしを愛するか」ペテロはイエスさまのことを三度知らないと言ったことを思い

だし、「あなたはすべてをご存じです。わたしはあなたを愛します」と答えました。イエス

さまは、わたしのすべてをご存じです。良い所も悪い所も、強い所も弱い所も。私たちは

神の牧場にいる羊です。そして、イエスさまが、わたしの羊飼いです。