2019、5、19       復活節第5主日礼拝      牧師 川﨑善三

「命のパン」                     ヨハネ6:30~40

イエスさまは、最初ガリラヤ地方を中心に、神の国の福音を宣べ伝えられました。また、

病人に手をおいて、その病を癒して下さいました。そのようなしるしを見て、大ぜいの

群衆がイエスさまの所に集まってきました。イエスさまはこの群衆のありさまを見て、

弟子のピリポに言われました「どこからパンを買ってきて、この人々に食べさせようか」

イエスさまは、弟子たちを試そうとして時々、このように問いかけられます。飲食を忘

れて、熱心にイエスさまのお言葉を聞こうとしてやってくる人々に、イエスさまは何ん

とかして彼らの飢えを満たそうと考えておられたのです。ピリポは、こんなに大ぜいの人々

の飢えを満たすのに、二百デナリのパンがあったとしても分けあえば、ほんの少しになっ

てしまいますと答えました。すると、アンデレが来て言いました「ここに大麦のパン五つ

と、さかな二匹とを持っている子どもがいます。しかし、こんなに大ぜいの人々では、そ

れが何になるでしょう」イエスさまはこの子の献身的な申し出を喜ばれて、それを持って

来なさいと言われました。そして、それを受け取ると神さまに感謝してお祈りされました。

すると、そのパンとさかなが増え始めました。そして、五千人もの人々がじゅうぶんに食

べて満腹しました。群衆はこの大きな奇跡を見て、イエスさまをとらえて王さまにしよう

としました。そこで、イエスさまは弟子たちを舟にのせて向こう岸に先にやり、イエスさ

まもあとからカペナウムに帰られました。そこに、群衆が押しかけてきたのです。「わたし

たちが見てあなたを信じるためにどんなしるしを行って下さいますか。どんなことをして

くださいますか。わたしたちの先祖は荒野でパンを食べました」人々は、イエスさまが神

からつかわされた御方であるという信仰がありませんでした。あなたが神からつかわされ

た方であるなら、どんなしるしを行ってくださいますか。モーセは、私たちの先祖に荒野

でマナを食べさせました。もう一度、パンの奇跡を行ってくださいと迫ったのです。「よく

よく言っておく。天からのパンをあなたがたに与えたのは、モーセではない。天からのま

ことのパンをあなたがたに与えるのは、わたしの父なのである。神のパンは天から下って

きて、この世に命を与えるものである」人々は肉体を支えるためのパンを要求していまし

た。しかし、イエスさまは私たちの魂を救うためのまことの命のパンを与えると言われま

した。「わたしが命のパンである。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信

じる者は決してかわくことがない」イスラエルの人々が求めていた救いは目の前にあった

のです。肉体の空腹を満たすパンでは、人々が救われることはありません。しかし、イエ

ス・キリストを信じる人は空腹になることはありません。いつも、主にあって命に満たさ

れていましょう。