2019、6、2        復活節第7主日礼拝      牧師 川﨑善三

「キリストの昇天」                  ルカ24:44~53

 イエスさまは、よみがえられて弟子たちにその事を証しされました。「わたしの手や足を

見なさい。まさしくわたしなのだ。さわって見なさい。霊には肉や骨はないが、あなたが

たの見るとおり、わたしにはあるのだ」(ルカ24:39)イエスさまのよみがえりの体は、

私たちの想像もできないような特別な体でした。墓は空っぽになっていました。また、手

と足に傷があり、わき腹には槍の傷跡がありましたから、その体が生き返ったのです。し

かし、それは私たちの肉体とは全く違う新しい体でした。エマオへ行く途中の弟子たちは、

イエスさまだとすぐにわかりませんでした。又、マグダラのマリヤもイエスさまだとは思

わず、園の番人だと思ったのですから、イエスさまの新しい体は、生前の体と同じであり

ません。そして、戸が閉じられている部屋に入ってこられ、また忽然と見えなくなったの

ですから、ふつうの体のようにこの世界の制限を受けることのない体でした。また、イエ

スさまがよみがえられたことを疑う弟子たちに、何か食べるものがあるかと言われました。

すると、弟子たちは焼いた魚の一切れをさしあげると、イエスさまはそれをとって、みん

なの前で食べられました。特別な体でしたが、弟子たちの食べ物を食べ、言葉も話された

と言うことは、ふつうの体と同じようにも見えます。これが、イエスさまのよみがえられ

た体です。すなわち、物質ではあるが、私たちが考えるような物質ではなく、霊であるが、

体を備えておられ、自在に現れ自在に消え、時間空間の制約を受けない不思議な体でした。

このような事をお話しするのは,私たちの復活の体もこのような体であることを信じてい

ただきたいからです。 
それから弟子たちに対して言われました「モーセの律法と預言書と詩篇とに、わたしにつ 

いて書いてあることは、必ず成就する」イエスさまは、こうも言われました「あなたがた

は聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書はわたしについてあかしを

するものである」(ヨハネ5:39)聖書はイエス・キリストに関する預言の書であります。

旧約聖書のキリストに関する預言は、ことごとく成就したとイエスさまは言われたのです。

「キリストは苦しみを受けて、三日目に死人の中からよみがえる。そして、その名によっ

て罪のゆるしを得させる悔改めが、エルサレムからはじまって、もろもろの国民に宣べ伝

えられる」聖書の預言は、キリストの受難と復活、そして、イエスの名による罪のゆるし

が全世界に宣べ伝えられるということです。「あなたがたは、これらのことの証人である」

イエスの弟子たちは、最初の宣教者、伝道者として任命されました。そして、私たちにも

その任がゆだねられているのです。