2019、6、16       聖霊降臨節第2主日礼拝      牧師 川﨑善三

「教会の使信」                      ルカ10:17~24

 イエスさまの周りには、たくさんの弟子がいました。十二人の弟子以外にも何人もの弟

子が、イエスさまの周りにいるという状況がありました。イエスさまは、イスラエルの国

中に神の国到来のおとずれを宣べ伝えようとしておられました。そこで別に七十二人の弟

子を選び、すべての町や村へ、ふたりずつ先におつかわしになりました。イエスさまは全

力をもって宣教を開始されたのです。それは収穫が多いということが、イエスさまにはわ

かっておられたからです。「目をあげて畑を見なさい。はや色づいて刈入れを待っている」

(ヨハネ4:35)イエスさまの目には伝道のチャンスが目の前にある、救いを求める人々

がたくさんいるという事が見えていたのです。私たちはこの事に気づいていません。今は

伝道するのにむずかしい時代だと言って、目をあげないで下を見てしまっています。しか

し、今も伝道のチャンスはたくさんあります。イエスさまは、今こそ刈入れの時、伝道す

るのに一番良い時だと言われます。そして、働き人を送り出すにあたって、いくつかのこ

とを彼らに話されました。「わたしがあなたがたをつかわすのは小羊をおおかみの中に送る

ようなものである」(ルカ10:3)力のない者が、狂暴なおおかみのような人々の所に行

くのだから、注意しなさいと言うことです。「財布も袋もくつも持って行くな」(ルカ10:

4)これらのものは、旅をするうえで必要なものです。しかし、イエスさまは福音を宣べ

伝える者には、これらのものを持って行く必要はないと言われます。神さまがその必要を

満たして下さるからです。弟子たちはこの言葉を信じて出かけました。すると、どうでし

ょうか。町に入ると、彼らを迎えてくれる人が必ずいました。どこにでも少数ですが、神

を信じる人、困っている人を助けてくれる人がいます。イエスさまはそのような人たちが

弟子たちを迎えてくれると信じて、彼らを送り出しました。彼らの伝道の成果はどうだっ

たのでしょうか。七十二人が喜んで帰ってきて言った「主よ、あなたの名によっていたし

ますと悪霊までもわたしたちに服従します」弟子たちの伝道は成功だったのです。すると、

イエスさまは彼らに言われました。「わたしはサタンが電光のように天から落ちるのを見た。

わたしはあなたがたに、へびやさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授け

た。だから、あなたがたに害をおよぼす者はまったく無いであろう」イエスさまは、サタ

ンが天から落ちるのをご覧になりました。サタンは天使の長のひとりでした。ところが、

サタンは神のようになろうと思ったのです。その瞬間、天から落とされてしまいました。「わ

たしはあなたがたに、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けた」このお言葉は教会に対し

て与えられた使信です。私たちは悪の力に勝つことができます。大胆に信じていきましょ

う。そして、福音を語りましょう。