2019、6、23       聖霊降臨節第3主日礼拝      牧師 川﨑善三

「神の招き」                      ルカ14:12~24

 あるとき、イエスさまはパリサイ派のかしらの家に入っていかれました。その人が大勢

の人を午餐の席に招いたのです。彼の仲間であるパリサイ人たちが、イエスさまの様子を

うかがっていました。イエスさまのまえに水腫をわずらっている人がいて、その日が安息

日であったからです。イエスさまはこれまでも、たびたび安息日に病人を癒してください

ました。このたびはどうされるのだろうかと、人々は様子をうかがっていたのです。イエ

スさまは、パリサイ人たちに言われました「安息日に人をいやすのは正しいことかどうか」

パリサイ人は黙っていました。そこでイエスさまはこの人に手を置いていやしてください

ました。そして、言われたのです。「自分のむすこか牛が井戸に落ちたら、安息日だからと

言って、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか」安息日に病人をいやすことが、ど

うして戒めを破ることになるのか、安息日であっても牛やこどもの命を救うために井戸か

らひきあげるように、病人をいやすことは何ら責められるようなことではないと、イエス

さまは言われたのです。そして、パリサイ派の人々が好んで上座につこうとしているのを

ご覧になって、イエスさまは大事な真理を人々に語られました。「婚宴に招かれたときには、

上座につくな。むしろ招かれた場合には、末座に行ってすわりなさい」イエスさまはこの

時、神の国で食事に招かれたときのことを想定し、席に着く者の心得をお話しになりまし

た。私たちはみずから上座にさわることによって、偉いもののようにふるまいます。しか

し、神は自分を高くする者を低くし、自分を低くする者を高くされます。列席者のひとり

が言いました「神の国で食事をする人は、さいわいです」パリサイ派のかしらの家で催さ

れた午餐会が、イエスさまによって天国のような食事の場になりました。そこで、この人

は神の国の食事はどんなにすばらしいものかと言うことを、イエスさまから聞きたかった

のです。「ある人が盛大な晩餐会を催して、大ぜいの人を招いた。晩餐の時刻になったので、

招いておいた人たちのもとに僕を送って『さあ、おいでください。もう準備ができました

から』と言わせた」ところが、この呼びかけにみんなが断りはじめました。「わたしは土地

を買いました。行って見なければなりません」「わたしは牛を飼いましたので、それを調べ

に行きます」「わたしは妻をめとりましたので、参ることはできません」招かれていた人々

は、誰一人、喜んで参りますと言わなかったのです。こんな無礼なことはありません。し

かし、実際にこのようなことが起こりました。今も、このようなことが起こり続けている

のです。イエスさまが、わたしを信じて救いに入り、神と共にある交わりを喜ぶ生活を送

りなさいと招いて下さっているのは、それを断っているのです。「見よ、今は恵みの時、見

よ、今は救の日である」神さまは私たちを招いて下さっています。