2019、8、4      聖霊降臨節第9主日礼拝      牧師 川﨑善三

「女性の働き」                     ヨシュア2:1~11

 時代は移り変わっていきます。イスラエルの民をエジプトから導き出したモーセは、ヨ

ルダン川を前にして死にました。神さまはネボ山から、カナンの地をモーセに見せて下さ

いました。「わたしがアブラハム、イサク、ヤコブに、これをあなたの子孫に与えると言っ

て誓った地はこれである。わたしはこれをあなたの目に見せるが、あなたはそこへ渡って

いくことはできない」モーセは約束の地を見ることができましたが、そこに入っていくこ

とはできませんでした。そして、モーセのあとを継いで、イスラエルを導いたのはヨシュ

アという人でした。神さまは言われました「強く、また雄々しくありなさい」。モーセのあ

とを継いで、イスラエルの指導者となったヨシュアに必要なものは、信仰から来るところ

の勇気でした。主は言われました「あなたが生きながらえる日の間、あなたに当たること

のできる者は、ひとりもないであろう」ヨシュアは百戦練磨の勇者でした。カナンの地に

入っていき、そのすべての戦いで勝つことができました。それは、主なる神が彼と共にい

て、彼を助け、その都度、知恵を与え勝利の道を開いて下さったからです。ヨシュアは、

ふたりの斥候をつかわしました。「あなたがたは、カナンの地に入っていって、その地を探

り、特にエリコの町を探ってきなさい」ふたりの斥候は、エリコの町に入り、ラハブとい

う遊女の家に行き、そこに泊まりました。ところが、ある人がエリコの王に知らせました。

「イスラエルの人々のうち数名の者が、今夜この地を探るために、はいってきました」エ

リコの王は家来をラハブのもとに遣わして「あなたの所にやってきた人々をここに出しな

さい。彼らはこの町を探るために来たのです」と言いました。ラハブは言いました「確か

にその人々はわたしの所にきました。しかし、わたしはその人々がどこからきたのか知り

ませんでした。その人々は、たそがれ時、町の門から出ていきました」ラハブは、このと

きふたりの斥候を屋根の亜麻の茎の中に隠していました。ラハブは、ふたりを助けようと

思っていました。ラハブは、ふたりの所に行って、こう言いました「主がこの地をあなた

がたに賜ったこと、わたしたちがあなたがたを非常に恐れていること、この地の民がみな

あなたがたの前にふるえおののいていることをわたしは知っています」ラハブは、イスラ

エルの人々が神さまに守られている人々であり、神さまはイスラエルの人々にカナンの地

を与えると約束されたという事を知っているというのです。「あなたがたの神、主は上の天

にも、下の地にも、神でいらせられるからです」ラハブはイスラエルを守り導く神こそ、

本当の神であるという信仰を持っていました。それで、彼女はふたりの斥候をかくまい、

助けたのです。ラハブはエリコの町が攻め滅ぼされるとき、その家族、一族を助けてもら

いました。そして、ラハブはイエス・キリストの系図にも出てくる人となりました。「サル

モンは、ラハブによるボアズの父」(マタイ1:5)聖書の中で、女性は重要な役割を果た

していることを教えられます。