2019、9、8     聖霊降臨節第14主日礼拝      牧師 川﨑善三

「友のために」                      ルカ11:1~13

「イエスがある所で祈っておられたが、それが終わったとき、弟子のひとりが言った、

『主よ、ヨハネがその弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈ることを教えてく

ださい』」(ルカ11:1)聖書には、祈りについての教えがたくさん記されています。

この聖書個所も、祈りについてのイエスさまの教えです。この出来事が起こった時と

場所とは明らかではありません。しかし、弟子たちはこのときのイエスさまの祈りが

真剣で、力強い祈りであったこと目撃しました。弟子たちは、イエスさまの祈りを妨

げないために、その終わるのを待っていました。イエスさまが祈られると、その姿が

輝いたという事がありました。それは常日頃から、弟子たちが感じていました。イエ

スさまのお顔が輝き、その全身に力がみなぎっておられるように、弟子たちは感じて

いました。そのような様子を見て、祈りの秘訣を知りたいと思いました。バプテスマ

のヨハネは、弟子たちに祈りについて教えていたようです。それで、弟子たちはヨハ

ネが教えているように、私たちにも祈ることを教えて下さいと言いました。彼らが祈

りについて、何も知らなかったわけではありません。彼らは一日のうちで、どんな時

に祈るかと言うことは知っていましたし、実行していました。「ペテロとヨハネとが、

午後三時の祈のときに宮に上ろうとしていると」(使徒3:1)ユダヤ人は、午後三時

には祈りのときを持っていました。そのような祈りについての習慣は彼らも行ってい

ました。しかし、彼らが教えていただきたかったのは、どんな時でもどんな場所でも、

自由に神さまに祈る祈りについて教えていただきたかったのです。このことは、私た

ちの信仰生活にとって大事なことです。私たちの信仰は、祈りによって成長します。

多く祈ることのできる人は、神さまから多くのものをいただく事ができます。深く祈

ることのできる人は、神の真理をより深く悟らせていただけます。

イエスさまは答えて言われました「祈るときには、こう祈りなさい、『父よ、御名があがめ

られますように。御国がきますように』」祈りの第一は、神の御名があがめられることです。

神を信じない人々は、神さまをあがめることをしません。天地万物が神の存在を証明して

いるのに、神はいないと言うのです。神を神としてあがめ、神を信じ、神さまに従って生

きていかない限り、人間の本当の幸せというものはありません。イエスさまは「主の祈り」

を教えてくださいました。そして、真夜中にパンを借りにいった人のたとえを話して言わ

れました「このように、あなたがたは悪い者であっても、自分の子どもには良い贈り物を

することを知っているとすれば、天の父はなおさら、求めて来るものに聖霊を下さらない

ことがあろうか」旅先から帰ってきた友人のために、肉体の飢えを満たすパンを求めると

共に、その魂を生き返らせるご聖霊を求めて祈ることを、イエスさまは弟子たちに教えられました。