2019、12、8      待降節第2主日礼拝        牧師 川﨑善三

「荒野で呼ばわる者の声」                  ルカ1:5~17

 イエスさまが神の国の福音を宣べ伝える前に、大切な役割をになった人がひとりいます。

イエスさまはこの人のことを絶賛して、こう言われました「女の産んだ者の中で、この人

ほど大きい人物はいない」この人は、バブテスマのヨハネという人で、荒野で生活してい

ました。この人の父親はザカリヤと言って神殿で働く祭司という職にありました。時は、

ユダヤの王ヘロデの時代のことです。ザカリヤはアビヤの組の祭司で、その妻はアロンの

子孫のひとりで、名をエリサベツと言いました。ふたりは、大変信仰深い人々で、主の戒

めと定めを忠実に守り、主の御前に正しい生活を送っていました。二人とも年老いて、子

がなく静かな晩年を送っていました。そのようなザカリヤに大切な神さまの御用があたり、

神の聖所に入り、香をたくことになりました。香をたくということは、お祈りするという

ことです。民主の代表としてお祈りするわけですから、大変、大事な務めです。ザカリヤ

は、十分な備えをしてその日を迎えました。ザカリヤが聖所に入り、香をたきお祈りして

いる間、民衆は外で祈っていました。すると、主の御使が現れ、香壇の右に立ちました。

ザカリヤはこれを見て、おじ惑い、恐怖の念に襲われました。御使はザカリヤに言いまし

た「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈が聞き入れられたのだ。あなたの妻エリザベツは

男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい」夫が妻のために祈ると言うこと

が、たびたびありました。イサクは、妻のために神さまに祈りました。神さまはイサクの

祈りを聞いて下さり、妻はふたごをみごもりました。祭司ザカリヤも、妻のために祈って

いたことでしょう。その祈りが聞き入れられたと、御使は言いました。それと共に、その

子が大切な神の使命を担って生まれると言うことを伝えたのです。「彼は、主のみまえに大

いなる者となりーーイスラエルの多くの子らを、主なる彼らの神に立ち帰らせるであろう」                    

この人は生まれたときから、聖別された人となりました。ぶどう酒や強い酒をいっさい飲

まず、母の胎にいる時から、聖霊に満たされ、イスラエルの人々を神さまに立ち帰らせる

ために生まれてくると御使は言いました。この頃、イスラエルの民は救い主がお越しにな

ることを待ち望んでいました。聖書は救い主が来られる前に、その道備えをする人が現れ

ると預言されていました。「見よ、わたしはわが使者をつかわす。彼はわたしの前に道を備

える」(マラキ3:1)ヨハネは成人して世に現れ、こう言いました「わたしは、預言者イ

ザヤが言ったように『主の道をまっすぐにせよと荒野で呼ばわる者の声』である」(ヨハネ

1:23)ヨハネかせ活動した期間は、一年か二年という短い期間でした。しかし、不正

のはびこる、この世界にともされた正義のともしびを、人々はどんなに喜んだことでしょ

う。キリスト再臨の前に生きる私たちも、ヨハネのようにイエスさまがお越しになる道

供えをさせていたただきましょう。