2020、1、12      降誕節第3主日礼拝        牧師 川﨑善三

「イエスの洗礼」                    ヨハネ1:24~34

 神からのお言葉を聞いて、そのみわざを見ることのできる人は幸いです。バプテスマの

ヨハネは神からのお言葉を聞いた人です。神さまはヨハネに言われました「あなたは、ヨ

ルダン川でバプテスマを授けなさい」。ヨハネの授けていたバプテスマは、罪の悔い改めを

表すためのものでした。また、もうひとつのことを語られました「ある人の上に御霊が下

ってとどまるのを見たら、その人こそは御霊によってバプテスマを授ける方である」ヨハ

ネとイエスさまの出会いは、彼がヨルダン川でバプテスマを授けていたとき、イエスさま

がそこに来られた時が最初でした。(マタイ3:13~17)イエスさまは、ガリラヤを出

てヨルダン川に行き、ヨハネからバプテスマを受けようとされました。ヨハネはこの時、

この御方が救い主・神の子であることがわかったようです。ヨハネは救い主がお越しくだ

さった、それだけでなく、ヨハネからバプテスマを受けようとされたので、大変驚きまし

た。罪のない神の子イエスが、罪人と同じようにバプテスマを受けようとされたのです。「わ

たしこそ、あなたからバプテスマを授けていただかねばならないのに、どうして、わたし

があなたにバプテスマを授けなければならないのですか」イエスさまは言われました「今

は受けさせてもらいたい。このようにすべての正しいことを成就するのは、われわれにふ

さわしいことである」神さまから罪のゆるしをいただき、神の子として受け入れられるの

には正しい順序があります。まず、罪の告白をして、その罪がゆるされると信じますと言

い表し、それからバプテスマを受けると言う順序です。イエスさまには、罪の悔い改めは

必要ありませんがバプテスマを受けると言う順序は守りたいと言われたのです。「人は心に

信じて義とされ、口で告白して救われるからである」(ローマ10:10)私たちが心に信

じて、その信じることを口で言い表すならば救われると言うことです。口で言い表すと言

うことは、わたしはイエスさまを救い主であると信じますと態度で表すと言うことです。

それがバプテスマです。

イエスさまは「だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない」

と言われました。私たちが、神の救いにあずかるためには、罪の悔い改めとバプテスマを

受けることが必要なのです。イエスさまはこの事をよくわきまえておられて、ヨハネから

バプテスマをお受けになったのです。そして、水から上がられて祈っておられると、天が

開け、聖霊がはとのような姿をとって、イエスさまの上にお下りになりました。また、天

から声がありました「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」キリスト

の任命式です。私たちは水によるバプテスマによって罪がゆるされ、御霊によるバプテス

マにより、神からの力を受けてキリストの証人となるのです。「聖霊があなたがたにくだる

時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてま

で、わたしの証人となるであろう」(使徒行伝1:8)弟子たちが、力ある働きができるよ

うになったのはペンテコステの出来事のあとです。聖霊のバプテスマを受けることによっ

て力ある伝道者、キリストの証人になったのです。私たちも聖霊のバプテスマを受けて力

ある信者となりましょう。