2020、4、26      復活節第3主日礼拝        牧師 川﨑善三

「わたしを愛するか」                   ヨハネ21:15~22

天の使は女たちに言いました「イエスはよみがえって、ここにはおられない。弟子たち

の所へ行って、こう伝えなさい。イエスはあなたがたより先にガリラヤに行かれる。か

ねて、あなたがたに言われたとおり、そこでお会いできるであろう」(マルコ16:6、

7)  ガリラヤは、ペテロとアンデレ、ヤコブとヨハネの故郷であり、そこでイエスさ

まと出会い、弟子となった所であり、彼らの出発点でありました。ペテロとトマス、ナタ

ナエルとゼベダイの子らと、ほかのふたりの弟子たちがガリラヤへ行きました。彼らはイ

エスさまとお会いしたいと思い、一日待ち二日待ち、三日待ちました。それでもイエスさ

まは来て下さいませんでした。手持ちぶさたになったペテロは、他の弟子たちに言いまし

た「わたしは漁に行く」彼らは元の職業を思い出して漁に出かけました。ところが、その

夜はなんの獲物もありませんでした。彼らは、やがて帰ってきました。イエスさまが岸に

立っておられましたが、弟子たちはそれがイエスさまだとわかりませんでした。イエスさ

まは彼らに言われました「子たちよ、何か食べるものがありますか」彼らは「何もありま

せん」と答えました。イエスさまは言われました「舟の右の方に網をおろしてみなさい。

そうすれば、何かとれるだろう」弟子たちは、舟の右の方に網をおろしてみました。する

と、それまで魚一匹取れなかったのに、たくさんの魚が網の中に入ってきました。この時、

過去に同じような事があったと思い出したひとりの弟子がいました。ゼベダイの子ヨハネ

は三年前の事を思い出しました。それは、ペテロがイエスさまの弟子になった時のことで

す。イエスさまはペテロに「沖ヘこぎ出し、網をおろして漁をしてみなさい」と言われま

した。ペテロは「先生、わたしたちは夜通し働きましたが、何も取れませんでした。しか

し、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」と言いました。そしてそのとおりにする

と、たくさんの魚が入って網が破れそうになりました。この時のことを思い出したヨハネ

は、岸に立っている御方がイエスさまであると気づいたのです。「あれはイエスさまだ」ペ

テロは裸になっていたので、急いで上着をまとって海に飛び込んで岸に向かいました。彼

らが陸に上がると、炭火がおこしてあり、その上には魚がのせてあり、またパンもありま

した。イエスさまは弟子たちの食事を用意して下さっていたのです。

食事ののち、イエスさまはペテロに言われました「ヨハネの子シモンよ、あなたはこの

人たちが愛する以上に、わたしを愛するか」ペテロは答えました「主よ、そうです。わ

たしがあなたを愛することは、あなたがご存知です」イエスさまは彼に「わたしの小羊

を養いなさい」と言われました。また、もう一度言われました「ヨハネの子シモンよ、

わたしを愛するか」そして、イエスさまは三度「ヨハネの子シモンよ、わたしを愛する

か」と尋ねられました。ペテロは三度イエスさまを知らないと言った事を、思い出しま

した。人間の弱さを知らされたペテロは、悔い改めて「わたしはあなたを愛します」と

言いました。

主はわたしたちにも「あなたはわたしを愛するか」と尋ねられます。