2020、6、7       聖霊降臨節第2主日礼拝       牧師 川﨑善三

「真理の御霊」                        ヨハネ14:1~17

 最後の晩餐の席で、イエスさまは、おごそかに言われました「よくよくあなたがたに言

っておく。あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」イエスさまが十

二使徒を選ばれるとき、夜を徹して祈られました。イスカリオテのユダがその中に加えら

れたのが夜通しの祈りの理由だとすれば、そこにイエスさまの大きな悲しみと苦悩を見出

すことができます。そのユダが、行動を起こすときが来ました。「あなたがたの中でわたし

を裏切ろうとする者がいる」とイエスさまが言われたとき、弟子たちは非常に心配して、

つぎつぎに「主よ、まさか、わたしではないでしょうね」と言い出しました。この時のイ

エスさまに対する祭司長たちの圧迫は、弟子たちを不安にさせるのに十分でした。弟子た

ちは、何かのきっかけがあれば、イエスさまを裏切ろうと言う気持ちがあったのです。

 

ペテロはヨハネに合図して言いました「先生はだれのことをおっしゃったのか、聞いてみ

てくれ」ヨハネは尋ねました、「だれのことですか」。イエスさまは「わたしが一きれの食

物をひたして与える者が、それである」と言われ、イスカリオテのユダに与えられました。

その一きれの食物を受けるやいなや、サタンがユダの中に入りました。イエスさまを裏切

る決心がついたのです。イエスさまはユダに言われました「しようとしていることを、今

すぐするがよい」ユダは一きれの食物を受けると、外へ出ていきました。時は夜であった。

ユダはイエスさまの弟子となり、光の子とされていたのに、闇の子となってしまいました。

 

ユダが出ていったあとで、イエスさまは弟子たちに十字架の苦難を受けるときが来たと言

われました。「今や人の子は栄光を受けた。神もまた彼によって栄光をお受けになった。子

たちよ、わたしはまだしばらく、あなたがたと一緒にいる。あなたがたはわたしを捜すだ

ろうが、すでにユダヤ人に言ったとおり、今あなたがたにも言う『あなたがたはわたしの

行く所に来ることができない』」イエスさまの十字架の死に、弟子たちはついていくことが

できませんでした。ペテロは言いました「先生、どこへおいでになるのですか」イエスさ

まは言われました「あなたはわたしの行くところに、今はついてくることができない」

 

ペテロはこころ勇んで言いました「主よ、なぜ、あなたについて行くことができないと言

われるのですか。あなたのためならば獄にでも、また死に至るまでも、あなたとご一緒に

行く覚悟です」すると、イエスさまは言われました「ペテロよ、あなたは鶏が鳴く前に、

わたしを三度知らないと言うであろう」

 

そして、イエスさまは神の国のことをお話しになりました。「わたしの父の家には、すまい

がたくさんある。わたしはあなたがたのために場所を用意しに行くのだから」神の国には、

すまいがたくさんあります。私たちひとりびとりに、割り与えられる家に、住まわせてい

ただけるのです。そして、永遠に主と共に過ごすことができるのです。また、真理の御霊

を送ってくださいます。信仰をもって、ご聖霊と共に歩み続けましょう。