2020、6、21      聖霊降臨節第4主日礼拝       牧師 川﨑善三     

「神の言葉を語る者」                    ヨハネ3:22~36

 バプテスマのヨハネから、洗礼を受けられたイエスさまは聖霊に満たされ、神の言葉に

よって神の子であるとの確信を得て、荒野に出ていかれました。荒野でサタンの誘惑を受

けられましたが、ことごとく勝利し、福音宣教の務めに携われるようになりました。

ガリラヤのカナで現された奇跡のあと、過越の祭があり、エルサレムに上られました。

イエスさまはエルサレムで宮きよめというわざを行われたのですが、多くの人が、イエ

スさまを神からつかわされた方であると信じませんでした。わずかに、ニコデモの来訪

が記録されるだけでした。エルサレムでの働きの成果が上がらなかったことで、イエス

さまはがっかりされたことでしょう。「こののち、イエスは弟子たちとユダヤの地に行き、

彼らと一緒にそこに滞在して、バプテスマを授けておられた」(ヨハネ3:22)ユダヤの

地という言葉は、エルサレムに対して使われている言葉で、ユダヤの田舎という意味で

す。「ヨハネもサリムに近いアイノンで、バプテスマを授けていた」(ヨハネ3:23)バ

プテスマのヨハネが、まだ獄に投じられていなかった時期のことです。ヨハネとイエス

さまが同じ時期、場所もすぐ近くで活動しておられたのです。このとき、ユダヤ人がヨ

ハネの弟子たちの所に来て、きよめのことで争論が起りました。きよめのこととありま

すが、これはバプテスマのことです。あなたがたの先生もイエスも、同じようにバプテ

スマを授けているが、どちらがすぐれているのかと言うような所から争論が起りました。

ユダヤ人はこのように言ったのでしょう。「イエスの所には、たくさんの人が行っている、

それはイエスのバプテスマの方が優れていると言うことか」このことについて、ヨハネ

の弟子たちは、心穏やかでいられませんでした。彼らは妬み、憤慨してヨハネに言いま

した「先生、ごらんください。ヨルダンの向こうであなたと一緒にいたことがあり、そ

して、あなたがあかしをしておられたあのかたが、バフテスマを授けており、皆の者が、

そのかたのところへ出かけています」先生、あの方はあなたの弟子ではありませんか、

また、あなたがあの方を世に紹介し、あの方は有名になったのではありませんかと言っ

て、ヨハネの方がイエスさまより偉いかのように言いました。しかし、ヨハネはこの時

も、イエスさまこそ、神からつかわされた方であり、イエスさまの方がわたしより断然、

偉い御方であると言いました。「人は天から与えられなければ、何ものも受けることはで

きない。『わたしはキリストでなく、そのかたよりも先につかわされた者である』と言っ

たことをあかししてくれるのは、あなたがた自身である」あの御方こそ、神からつかわ

された方であり、キリストであると証したのです。

「神がおつかわしになったかたは、神の言葉を語る。神は聖霊を限りなく賜うからであ

る」(ヨハネ3:34)イエスさまがお語りになった言葉は、神の言葉です。ご聖霊が豊か

に注がれ、ご聖霊に満たされて語られるので、その言葉に権威があり、力があります。

わたしたちはそのお言葉を聞いて、従う者となりましょう。