2020、7、5      聖霊降臨節第6主日礼拝       牧師 川﨑善三

「親しく聞いて」                     ヨハネ4:27~42

サマリヤの女の話は、ひとりの人が救われる事によってどんなに大きな反響があったか

と言うことを、私たちに教えてくれます。ひとりの女が、イエスさまに出会って救われ

ました。この人は五人もの男性との過去がありました。ですから、町の人々から罪ある

女として軽蔑されていました。彼女は昼の十二時ごろ、町の外の井戸に水を汲みに行き

ました。そこに、イエスさまがおられたのです。イエスさまは言われました「わたしが

与える水は、その人のうちで泉となり、永遠の命に至る水が、わきあがるであろう」わ

たしを信じるならば神の祝福を受け、どんな時でも豊かに潤い、永遠の命が与えられる

と言われたのです。女は「その水をください」と言いました。すると、イエスさまは「あ

なたの夫を呼びに行って、ここに連れてきなさい」と言われました。女の過去があきら

かになりました。「わたしには夫がありません」「夫がないと言ったのは、もっともだ。

あなたには五人の夫があったが、今のはあなたの夫ではない。あなたの言葉のとおりで

ある」           

イエスさまはこの女が正直に、本当のことを言ったと認められました。女は、過去の罪

を懺悔する所はどこですかと尋ねました。礼拝をするところはどこですかと聞いたのは、

そういう意味です。「神を礼拝することは、どこででも礼拝することができる。エルサレ

ムでもなく、サマリヤの山でもない所で礼拝することができる。そのような時が来る。

そうだ、今きている」とイエスさまは言われました。すると、女はこう言いました「礼

拝をするところについては分かりました。しかし、わたしの罪をゆるして下さるのはキ

リストさまです。その方が来られたならば、私たちにいっさいのことを知らせて下さる

でしょう」この女は、キリストが来られたならば、わたしの罪はゆるされると言ったの

です。

イエスさまと女の会話は思わぬところまで発展し、やがて来られるキリストが、わたし

の罪をゆるして下さると信じていますと、この女は告白したのです。イエスさまはこの

女に言われました「あなたと話をしているこのわたしが、それである」女は驚いてしま

いました。わたしがキリストであると聞いて、びっくりしてしまいました。そして、ど

うしたのでしょう。この女は水がめをそのまま、そこに置いて、町に行き人々に言った

「わたしのしたことを何もかも言いあてた人がいます。さあ、見にきてごらんなさい。

もしかしたら、この人がキリストかも知れません」この女の言うことを聞いて、町の人々

はイエスさまの所にやってきました。そして、自分たちのところに滞在していただきた

いとお願いしました。イエスさまそこにふつか滞在されました。彼らは女に言いました

「わたしたちが信じるのは、もうあなたが話してくれたからではない。自分自身で親し

く聞いて、この人こそまことに世の救主であることが、わかったからである」わたした

ちは、ある時からイエスさまに出会ったという経験を経て、イエスさまと親しくお話が

できるようになり、イエさまから親しく聞くということができるようになります。いつ

でも、イエスさまから親しく聞いて、共に歩んでまいりましょう。