2020、7、19      聖霊降臨節第8主日礼拝       牧師 川﨑善三

「死から命に」                       ヨハネ5:19~29

 イエスさまはガリラヤのカナへ行き、第二のしるしを現されました。それは、カペナウ

ムの役人の息子の病が癒されて、元気になったという奇跡でした。イエスさまが「あなた

のむすこは助かるのだ」と言われた、丁度同じ時刻にむすこの熱が下がり始めたと聞いて、

役人はますますイエスさまを信じるようになり、彼自身も、また彼の家族みんなもイエス

さまを信じるようになりました。それから、イエスさまはユダヤ人の祭があったのでエル

サレムに上られました。イエスさまはこの時、弟子たちと離れて単独に行動なさったよう

です。エルサレムにある羊の門のそばに、ベテスダと呼ばれる池がありました。その池の

まわりには、五つの廊があり、その中に様々な病で悩んでいる人、目の見えない人、足の

悪い人、やせ衰えた人など、弱さをかかえる人たちが、からだを横たえ、ひたすら池の水

が動くのを待っていました。それは、池の水が動いた時、まっ先にはいる人の病気が癒さ

れたという言い伝えを信じて、おおぜいの人が集まっていたのです。

 イエスさまは、その人々の中で、とりわけ苦しんでいるひとりの人を見つけました。そ

の人は三十八年もの間、病気で苦しんでいました。イエスさまは、その人に声をかけられ

ました「なおりたいでしょうね」。その人はイエスさまに言いました「主よ、水が動く時に、

わたしを池の中に入れてくれる人がいません。わたしがはいりかけると、ほかの人が先に

降りて行くのです」この人は、人をあてにしていたのです。人の手を借りたいという気持

ちを持っていたのです。神さまを信じないで人を頼りにするというのは、当時の人々に信

仰がなかったことを表わしています。イエスさまは、この人に「床を取りあげて、歩きな

さい」と言われました。この人は元気になって、床を取りあげて歩いていきました。

 ところが、事はそれで終わりにはなりませんでした。その日が安息日であったので、「い

ったい、だれが、あなたをいやしたのか」とユダヤ人は言いました。その人がイエスさま

だとわかると、彼らはイエスさまの所に集まってきて、イエスさまを責めて言いました「安

息日に、あなたは、なぜこのようなことをしたのですか」すると、イエスさまは「わたし

の父は今に至るまで働いておられる。わたしも父と同じように働くのである」と言われた

のです。神さまは、わたしたちのために、いつも働いて下さっています。私たちが元気で

生きていけるのは、神さまのおかげです。イエスさまも、私たちのために恵みと祝福をも

って守っていて下さいます。

そして、イエスさまはユダヤ人たちに言われました「わたしの言葉を聞いて、わたしをつ

かわされたかたを信じる者は、永遠の命を受け、またさばかれることがなく、死から命に

移っているのである」イエスさまが再臨される時、私たちは墓の中からよみがえって、永

遠の命が与えられて、神の御国に入れていただけるのであります。