2020、12、20     待降節第4主日礼拝      牧師 川﨑善三   

「キリストの降誕」                    ルカ2:1~14

神さまは、全世界のすべての亊を支配しておられます。ですから、クリスマスの出来事

も神さまのご計画のうちに行われたという事ができます。救い主イエスの母となるマリ

ヤと父となるヨセフは、ガリラヤの町ナザレに住んでいました。ダビデの町ベツレヘム

から百六十キロも離れた所にいたのです。神さまは、この時ローマ皇帝を用いられまし

た。ローマ皇帝が、全世界の人口調査をせよという勅令を発布したのです。すでに身重

になっているマリヤと共に、ヨセフはベツレヘムの町に行かねばなりませんでした。ヨ

セフは、ダビデの家系につらなる者でしたので、ベツレヘムで登録しなければならなか

ったからです。ヨセフは、身重のマリヤをかばいながら、ゆっくりと旅路を進みました。

イスラエルの国中の人々が、自分の故郷に帰っていくのですから道は人、人、人でいっ

ぱいでした。そんな中を、ゆっくりと旅をしたわけですから、後から来る大勢の人々に

ヨセフ達は追い越されてしまいました。ふたりがベツレヘムに着いた時には、宿屋はど

こも満員で、彼らの泊まれる場所はありませんでした。そこで、彼らは家畜小屋を借り

てそこに泊まることになりました。そして、マリヤは家畜小屋で、初子を産みました。

イエスさまのベッドは飼葉おけの中でした。赤ちゃんのイエスさまを包む布、その周り

には家畜の食べるまぐさ、寒さをしのぐためのせいいっぱいのものが赤ちゃんのベッド

を包み、イエスさまはその中に寝かせられました。他には誰も、救主がお生れになった

ことを知る者はいないはずでした。ところが、神さまはその夜、ベツレヘムの郊外で羊

を飼って野宿していた羊飼たちに救主の誕生を知らせて下さいました。

「恐れるな、見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょう

ダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリスト

である」(ルカ2:11、12)キリスト誕生の知らせは、全世界の人々に伝えられるべき大き

な出来事です。その喜びの知らせが、まず羊飼いたちに知らされたのです。羊飼たちは宗

教家からは罪人とされていました。しかし、神さまは安息日を守ることがではない彼らの

ために、救い主がお生まれになったと言われたのです。「きょうダビデの町に、あなたがた

のために救主がお生れになった」。救主がお生れになることを待ち望んでいた人々は、羊飼

たちでした。この人々は、自分たちは安息日も無守れないような者だから救われるはずが

ないと思っていました。しかし、神さまは、そんな彼らに「あなたがたのために救主がお

生れになった」と知らせて下さったのです。

クリスマスは、キリストを礼拝する日です。わたしたちのために、イエスさまがお生れ

になったことを、より多くの人々に語り伝えましょう。