2021、4、4        復活日主日礼拝        牧師 川﨑善三

「キリストの復活」                    マタイ28:1~10

「父よ、わたしの霊をみ手にゆだねます」(ルカ23:46)イエスさまは最後にこう言われて

息を引き取られました。 イエスさまが息を引き取られたのは、三時すぎのことです。ま

もなく、夕闇が迫りつつありました。この時、ひとりの人が勇気を出して、総督ピラトの

もとを訪れます。イエスさまのからだを引き取らせて下さいと、申し出たのです。その人

はアリマタヤの金持ちで、ヨセフと言いました。このヨセフと共に、ユダヤ人の指導者で

パリサイ人でもあるニコデモも行きました。ふたりとも、イエスさまの弟子であったので

す。ヨセフは、イエスさまの御体を引き取り、きれいな亜麻布で包み、岩を掘って造った

彼の新しい墓に納め、そして墓の入り口に大きい石をころがしておいて、帰って行きまし

た。その翌日のことです。祭司長、パリサイ人たちは、ピラトのもとに集まっていました。

祭司長たちが言いました「長官、あの者がまだ生きていたときに言っていた言葉を思い出

しました。あの者は『三日の後に自分はよみがえる』と言っていました。そこで墓の番を

するように、さしずをしてください」祭司長たちが、イエスさまの言っていた言葉を思い

出したのです。弟子たちは忘れていたのに、です。ピラトは祭司長たちに、番人を置いて、

墓の番をするよう命じました。そして、日曜日の朝がやってきました。

 その日の朝は、ふだんの朝と何も変わらない普通の朝だったと思います。しかし、この

日から新しい時代が始まったのです。神さまの恵みの時代が始まったのです。週の初めの

日の明け方に、マグダラのマリヤとほかのマリヤとが墓に急いでいました。彼女たちは、

道々こんなことを話しながら、墓に急ぎました。「だれが、墓の入り口から石をころがして

くれるでしょうか」彼女たちが墓に向かっている最中に大きな地震が起こりました。それ

は主の使が天から下ってきて、石をわきにころがし、その上にすわったからでした。御使

は女たちに言いました「恐れることはない。あなたがたが十字架におかかりになったイエ

スを捜していることは、わたしにわかっている。もうここにはおられない。かねて言われ

たとおりに、よみがえられたのである。さあ、イエスが納められていた場所をごらんなさ

い」女たちは、恐れながらも大喜びで、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために

走って帰りました。神さまは、イエスさまをよみがえらせてくださったのです。

「キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。それは、

死がひとりの人によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人によってこなけれ

ばならない。アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように、キリストにあって

すべての人が生かされるのである」(Ⅰコリント15:20)イエスさまは、死人の中からよみ

がえられた、最初の人となられたのです。そして、イエスを信じる者は、イエスさまと同

じようによみがえらされるという、神さまの恵みの時代が始まったのです。「見よ、今は恵

みの時、見よ、今は救いの日である」(Ⅱコリント6:2)イエスさまがよみがえられた、こん

な、すばらしい事はありません。