2021、5、16       復活節第7主日礼拝        牧師 川﨑善三
キリストの昇天」                    ルカ24:44~53

 イエス・キリストの十字架と復活は、聖書に預言されていた神の約束です。イエスさま

はその事を弟子たちに悟らせようとして、いろいろ言葉をつくして、お話になりました。

復活されたイエスさまから、直接お話を聞いてわかった事が、いくつもあります。例えば、

この話もそうです。「祭の終りの大事な日に、イエスは立って、叫んで言われた『だれでも

かわく者は、わたしのところにきて飲むがよい。わたしを信じる者は、聖書に書いてある

とおり、その腹から生ける水が川となって流れでるであろう』」(ヨハネ7:37、38)イエスさ

まが天に昇られたあと、ご聖霊がお降りになって弟子たちを通してリバイバルが起こり、

福音が全世界に宣べ伝えられていくことを預言されたのです。そして、そのとおりになり

ました。イエス・キリストを信じる者のうちから、聖霊が活ける水となって流れ出て、多

くの人に祝福が与えられると言われたのです。

イエスさまは彼らにこう言われました「エルサレムから離れないで、かねてわたしから

聞いていた父の約束を待っているがよい」イエスさまは父なる神のもとに帰っていかれ

ます。しかし、あとに残される弟子たちのために、ご聖霊が注がれると言われました。

その上からの力を授けられるために、都にとどまっていなさいと命じられました。イエ

スさまを見捨てて逃げてしまった弟子たちが、その罪を認めて、悔い改め、イエスはキ

リストであると大胆に証する所がエルサレムでなければならなかったのです。エルサレ

ムとは、弟子たちにとってそういう場所となったのです。       

彼らは一緒に集まった時、イエスさまに尋ねました「主よ、イスラエルのために国を復

興なさるのは、この時なのですか」ご聖霊が注がれたならば、弟子たちの働きによって

イスラエルの国がローマから独立し、神さまのみわざが始められるのではないかと彼ら

は考えていたのです。彼らは、あくまでもユダヤ人の国がそのような働きをするのでは

ないかと期待していたのです。しかし、神のご計画は、そのようなところにありません。

神さまはイスラエルの人々だけでなく、異邦人が、全世界の人々が、イエスをキリスト

と信じ、救われ、神の国が全世界におよぶことを望んでおられたのです。                           

それから、イエスさまは弟子たちを連れて、ベタニヤの近くにあるオリブ山に行かれま

した。そして、弟子たちの見ている前で、天に上げられ、雲に迎えられて、そのお姿が

見えなくなりました。これが、イエス・キリストの昇天の出来事です。弟子たちは驚き

がら、天を見つめていると、天の使が現れて言いました「ガリラヤの人たちよ、なぜ天

を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天にあげられたこのイエスは、天に上っ

て行かれるのを、あなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」御使

いは、やがてキリストが再臨される時が来ると預言しました。わたしたちは、ご聖霊が

働いておられる時代に生きています。また、この時代はキリストの再臨を待ち望む時で

もあります。イエスさまが再び来て下さる時を、真心こめて待ち望みましょう。