2021、5、23     聖霊降臨日主日礼拝        牧師 川﨑善三         

「聖霊の賜物」                     使徒行伝2:29~39

 イエス・キリストは、よみがえられた後、四十日にわたってたびたび弟子たちに現れ、

神の国のことをお話になりました。そして、弟子たちとの食事のとき、彼らにお命じにな

りました。「エルサレムから離れないで、かねてわたしから聞いていた父の約束を待ってい

るがよい。あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう」。そし

て、イエスさまが昇天されてから、エルサレム市内に入り、彼らが滞在していた家の屋上

の間に上がりました。集まっていたのは、十二使徒のうちの十一人とイエスさまの兄弟、

イエスさまの母マリヤもその中に加わっていました。彼らは心を合わせて、ひたすら祈り

をしていました。彼らは祈りのうちに示されました。それは、ユダが死んだので十二使徒

のうちひとりが欠けていることでした。ユストと呼ばれるヨハネとマッテヤと言う人が選

ばれ祈って、くじを引きました。すると、マッテヤに当たったで、彼が十二使徒に加えら

れました。欠けが補われたのです。そして、その日がやってきました。

 イエスさまがよみがえられた日から数えて五十日目、ユダヤの暦では「刈入れの祭」を

祝う日に、ご聖霊が弟子たちの上にお降りくださったのです。「五旬節の日がきて、みんな

の者が一緒に集まっていると、突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起こってき

て、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった」そして、舌のようなものが、炎のよ

うに分かれて現れ、ひとりびとりの上にとどまりました。すると、一同は聖霊に満たされ、

御霊の語らせるままに、いろいろな他国の言葉で語り始めました。みんなが、ひとつとな

って世界中の言葉で神さまのことを語り始めたのです。バベルの塔以来、ばらばらになっ

ていた人類が、この日ひとつとなって神さまを賛美しほめたたえ始めたのです。この物音

に大ぜいの人が集まってきて、あっけにとられていました。ある人たちはあざ笑って「あ

の人たちは新しい酒に酔っているのだ」と言いました。そこで、ペテロは十一人の者と共

に立ち上がり、人々に語りかけました。預言者ヨエルの預言が成就して、ご聖霊がお降り

になったと言ったのです。「このご聖霊は、イエス・キリストがよみがえられ、天に上げら

れ、父なる神の右の座につかれ、父から約束の御霊を受けて、わたしたちに注がれたので

ある」とペテロは言いました。ご聖霊がお降りくださったのは、イエス・キリストが父の

みもとにお帰りになった証しであるという事です。そして、ペテロは言いました「あなた

がたが十字架につけたこのイエスを、神は、主またキリストとしてお立てになったのであ

る」このイエスさまを信じ、罪を告白して悔い改めるとき、わたしたちも弟子たちと同じ

ように聖霊によってバプテスマを受けることができるのです。ペンテコステは教会の誕生

日であり、わたしたちが新しく生まれ変わった日を思い出して、感謝する日でもあります。