2021、8、22      聖霊降臨節第14主日礼拝    牧師 川﨑善三

「エレミヤの召命」                    エレミヤ1:1~12

アナトテの祭司エレミヤに主の言葉が望みました。ユダヤ人にとって、主の言葉が臨む

ということは、大変、重要なことでした。エレミヤは主の言葉が臨んだとき、このよう

に感じたと言います。「主の言葉がわたしの心にあって、燃える火のわが骨のうちに閉じ

込められているようで、それを押さえるのに疲れはてて、耐えることができません」(エ

レミヤ20:9)神さまの言葉が心のうちにあって、まるで燃える火が、燃えさかるような

状態で苦しいと感じるほどだと言うのです。主の言葉を内に宿すということが、どうい

うことかを教えてくれる証言と言えます。

 エレミヤは若くして、主の預言者として立てられました。彼は、ユダの王ヨシヤ、エホ

ヤキム、ヨシヤの子ゼデキヤ王、三代の王の時代に主の預言者として活躍しました。ヨシ

ヤの子ゼデキヤの十一年の五月に、エルサレムの民がバビロンに捕え移されるのですが、

エレミヤはユダ王国の滅亡を預言しました。

 預言者エレミヤが、神さまから選ばれ、預言者として召されたのが、次のお言葉です。「わ

たしはあなたをまだ母の胎につくらないさきに、あなたを知り、あなたがまだ生れないさ

きに、あなたを聖別し、あなたを立てて万国の預言者とした」(エレミヤ1:5)神さまの選び

が、どれほど尊いものであるか、また、その選びがわたしたちの生れない前から定められ

ていることを示すお言葉です。

神さまがタルソ人サウロを選び、復活の主が彼に現れて下さいました。「サウロ、サウロ、

なぜわたしを迫害するのか」そこで彼は「主よ、あなたは、どなたですか」と尋ねた。す

ると、答があった「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。さあ、立って、町に

はいって行きなさい。そうすれば、そこで、あなたのなすべき事が告げられるであろう」 

サウロは、この時の出来事によって回心して、主の復活の証人となって全世界の人々に福

音を宣べ伝える者となりました。「あの人は、異邦人たち、王たち、イスラエルの子らにも、

わたしの名を伝える者として、わたしが選んだ者である」(使徒行伝9:15)

わたしたちも、神さまの尊い選びのもとに、み救いにあずかっていることを教えられま

す。「ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神。神はキリストによっ

て、天上で霊のもろもろの祝福をもって、わたしたちを祝福し、みまえにきよく傷のな

い者となるようにと、天地の造られる前から、キリストにあってわたしたちを選び」(エ

ペソ1:3、4)わたしたちは「天地の造られる前から選ばれている」のです。これは、

本当にすごい事です。おごそかな恵みです。心いっぱい感謝して、神に選ばれた召命に

答えられるように励んでまいりましょう。