2021、10、17     聖霊降臨節第22主日礼拝     牧師 川﨑善三

「十人のおとめ」                       マタイ25:1~13

 イエスさまは宮でのお話のあと、オリブ山で弟子たちと語り合っておられました。弟子

たちは言いました「あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありま

すか」イエスさまは、国と国との争いがあり、人と人との間の信頼関係がなくなってこの

世の中が不正と悪によって乱れ、人殺しがあったり、盗みがあったりして混乱していくで

あろうと言われました。また、ききんや地震がたびたび起こって、人々は不安になります。

そして、御国の福音が全世界に宣べ伝えられて、それから最後が来るのである。

 それから、世の終りに備える、私たちの覚悟について話されました。「天国は十人のおと

めがそれぞれあかりを手にして、花婿を迎えに出て行くのに似ている」ユダヤ地方の結婚

式は、花婿が花嫁の家にやってくるという形を取っていたようです。その時、花嫁の友だ

ちが花婿の来るのを待っていました。花婿の来るのが遅くなり、夜になってしまいました。

そこで、おとめたちはあかりをともして、待っていました。十人のうち五人は思慮が浅く、

五人は知思慮深い者たちでした。思慮の浅い者たちは、あかりは持っていましたが、油を

用意していませんでした。しかし、思慮深い者たちは、自分のあかりと共に、入れものの

中に油を用意していました。十人のおとめたちは、ひたすら花婿の来るのを待っていまし

た。ところが、どんどん時が過ぎていき、花婿の来るのが遅くなったので、彼らはみな居

眠りをして、寝てしまいました。やがて、夜中になって声がしました「さあ、花婿だ。迎

えに出なさい」おとめたちは起きてあかりを整えました。思慮の浅い女たちが思慮深い女

たちに言いました「あなたがたの油をわたしたちにわけてください。わたしたちのあかり

が消えかかっていますから」すると、思慮深い女たちは答えて言いました「わたしたちと

あなたがたとに足りるだけは、多分ないでしょう。店に行って、あなたがたの分をお買い

になる方がよいでしょう」そして、彼らが買いに出ているうちに花婿がやってきました。

そこで、用意のできていた女たちは花婿と一緒に婚宴のへやにはいり、戸がしめられまし

た。そのあとで、ほかのおとめたちが帰ってきて言いました「ご主人様、ご主人様、どう

ぞ、あけてください」すると、主人は「はっきり言うが、わたしはあなたがたを知らない」

 キリスト再臨の時に天国に入れるものと入れないものとがいるとイエスさまは言われる

のです。思慮深いおとめたちと思慮の浅い者たちの違いはどこにあるのでしょう。それは

油を持っていたか、持っていなかったかと言う違いです。油はご聖霊のことです。イエス・

キリストを信じている者の中には、聖霊に満たされ、聖霊に導かれて生きている者と、そ

うでない者がいると言うことです。ご聖霊に導かれている人は、主役が自分ではなく、ご

聖霊が主役です。油を携えて、キリストの再臨を待ち望みましょう。「目をさましていなさ

い。その日その時が、あなたがたにはわからないからである」