2021、12、5      待降節第2主日礼拝       牧師 川﨑善三

「先駆者ヨハネ」                     イザヤ40:1~11

 イザヤは、紀元前700年代にユダヤ王国のウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤという

四代の王に仕え、神の言葉をとりついだ預言者です。                             

イザヤ40章では、三つの出来事が起こるとい預言が記されています。第一は、バビロ

ンに連れ去られた人々が、ペルシャ王クロスによって解放されて故国に帰って来ること

ができるという預言です。BC586年、バビロン帝国によって滅ぼされ、バビロンに

連れ去られた人々が70年後にはかえってくるという預言は人々に希望を与えました。

第二は、救い主イエス・キリストがお生まれになるという預言です。「ひとりのみどりご

が、われわれのために生まれた、ひとりの男の子がわれわれに与えられた。まつりごと

はその肩にあり、その名は『霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君』とと

なえられる」(イザヤ9:6)第三は、バビロンよりの帰還とイスラエルの回復は、わたした

ちをサタンの支配から神の支配に移すことの予表として起る出来事であり、それは世の

終りに、栄光のキリストがその選民を離散と虐待より解放して、御国に召し集めると言

うことを表しているのです。

「慰めよ、わが民を慰めよ、ねんごろにエルサレムに語り、これに呼ばわれ、その服役

の期は終り、そのとがはすでにゆるされ、そのもろもろの罪のために二倍の刑罰を主の

手から受けた」(イザヤ40:1、2)バビロン捕囚という出来事は、神の民イスラエルが神

さまにそむいた罪の刑罰であったと、預言者は言いました。しかし、彼らの罪がゆるさ

れ、その服役の期が終り故郷に帰ってくるときがやってくると、イザヤは語りました。

そして、彼らが故郷に帰ってくる道が、まっすぐに整えられると言いました。「呼ばわる

者の声がする『荒野に主の道を備え、さばくに、われわれの神のために、大路をまっす

ぐにせよ』」(イザヤ40:3)救い主イエスが来られる前に、その道備えをする者があらわ

れると言う預言です。バプテスマのヨハネは、ヨルダン川で悔い改めのバプテスマを人々

に施していました。たくさんのユダヤ人が、ヨハネからバプテスマを受けていました。

ヨハネの活躍が著しいものであったので、エルサレムから祭司たちやレビ人たちがやっ

てきて「あなたはどなたですか」と尋ねました。彼らは、ヨハネがキリストではないか

と思ったのです。「わたしは、預言者イザヤが言ったように、『主の道をまっすぐにせよ

と荒野で呼ばわる者の声』である」

イエス・キリストが来られる前に、その道備えをする者が現れるとイザヤが預言してい

ます。わたしはその荒野で呼ばわる者、声として神さまからつかわされたのですと言い

ました。今、この時代にイエスさまのため道備えをする者は、だれでしょうか。

わたしたちに他なりません。現代のヨハネとして、その使命に生きていきましょう。