2021、12、19      待降節第4主日礼拝       牧師 川﨑善三    

「キリストの降誕」                     ルカ2:1~20 

「時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわし

になった」(ガラテヤ4:4)神さまの定められた時は、確実にやってきます。アダムとエバが

罪を犯し、エデンの園から追放されたその時から、神さまは救いのご計画を立てて下さい

ました。御子をこの地上に送り、私たちを救って下さるというご計画を立てて下さったの

です。そして、その時がとうとう、やってきたのです。それは、ローマ皇帝アウグストが

全世界の人口調査を命じる勅令を出した時のことです。時は、紀元前4年頃のことです。

イエスさまの母となったマリヤとヨセフは、ガリラヤの町ナザレに住んでいました。ふた

りは登録をするため、夫ヨセフの出身地ベツレヘムに行かねばならなくなったのです。

 ヨセフはすでに身重になっていたマリヤの体を気遣いながら、慎重に、ゆっくりと旅を

しました。彼らがベツレヘムに着くと宿屋はいっぱいで、どこにも宿る所がありませんで

した。しかし、親切な人がいて家畜小屋でよければ、どうぞと言ってくれました。ヨセフ

とマリヤは、登録をする順番を待っている間、家畜小屋で暮らしていました。ところが、

マリヤは月が満ちて、初子を産みました。その子は布にくるまれて、飼葉おけの中に寝か

されました。この子がイエス・キリストです。その日、不思議なことがありました。この

地方の羊飼たちが夜、野宿しながら羊の群れの番をしていました。羊の世話をするという

のは大変な仕事です。四六時中、心休まる時がありません。昼は食べ物の世話をし、夜は

野宿しなければならない時がありました。野のけものから羊を守るために、夜通し起きて

いなければならない時がありました。そんな、彼らの所に主の御使が現れたのです.

 神の栄光が羊飼たちをめぐり照らしたので、彼らは非常に恐れました。御使は言いました

「すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える」イエスさまの誕生は全世

界の人々に関係する出来事です。この日以来、世界の歴史が全く変わったのです。イエス・

キリストを信じることによって、生きる意味がわかるようになりました。わたしたちが罪

から解放され、神さまの祝福を受けて喜び、感謝する時代が始まったのです。その喜びの

知らせを、あなたがたに最初に知らせるために、わたしはつかわされたのです。

「あなたがたのために、救い主がお生れになった」救い主は、羊飼たちのような社会の底

辺で生活している人のためにお生れになりました。毎日の生活の中で、夢も希望もないよ

うな人々のために、救い主はお生れになりました。神さまはそんな人々にまず最初に、こ

の知らせをお伝えくださったのです。「わたしたちのために、救い主がお生れになった」こ

んなに、こんなにすばらしいことはありません。こんなに嬉しいことはありません。神さ

ま、感謝します。神さま、ありがとうございます。