2023、5、28      聖霊降臨節第1主日礼拝       牧師 川﨑善三

「聖霊の賜物」                        ルカ11:1~13

 イエスさまは、積極的に祈ることを弟子たちに教えられなかったようです。祈りは教えられて、祈れるわけではありません。先輩の祈るのを聞いて、見よう見まねで、わたしたちは祈り始めます。                                                 

イエスさまが祈り終えられたとき、弟子のひとりが言いました「主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈ることを教えてください」(ルカ11:2)そこで、イエスさまは「主の祈り」を教えて下さいました。そして、ひとつのたとえをお話になりました。ひとりの人が真夜中に友人の所に行き、言いました「友よ、パンを三つ貸してください。友だちが旅先からわたしのところに着いたのですが、何も出すものがありませんから」(ルカ11:5、6)すると、その家の主人は言いました「面倒をかけないでくれ。もう戸は締めてしまったし、子供たちもわたしと一緒に床にはいっているので、いま起きて何もあげるわけにはいかない」(ルカ11:7、8) 当然のことです。その家の主人は、明日にしてくれと言ったのです。しかし、イエスさまは続いて言われました「友人だからというのでは起きて与えないが、しきりに願うので起き上がって必要なものを出してしれるであろう」そして、言われます「天の父はなおさら、求めて来る者に聖霊を下さらないことがあろうか」

「すべて求めるものは得、捜す者は見いだし、門をたたく者はあけてもらえるからである」

このお言葉を、弟子たちは憶えていました。そして弟子たちは、ご聖霊を求めて祈りまちのぞんだのです。

「五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると」イエスの弟子たち、母マリヤ、およびイエスの兄弟たちが一団となって、祈り集まっていました。エルサレム市内の屋上の間にいた人たちの上に、ご聖霊がお降りくださったのです。

「天の父は求めてくる者に、聖霊をくださらないことがあろうか」(.ルカ11:13)

聖霊に満たされ、大胆に、力強く、福音を語ることができますように。