2023、10、15 聖霊降臨節第21主日礼拝 牧師 川﨑善三
「審きの日」 ルカ17:20~37
パリサイ人の中には、イエスをキリストと信じる人々がいたとお話したことがあります。今日出てくるパリサイ人はイエスさまを信じるパリサイ人の質問でした。彼らは言いました「神の国はいつ来るのですか」イエスは答えて言いました「神の国は、見られるかたちで来るものではない。また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」
わたしたちはイエスさまを信じた時、ご聖霊がわたしたちの内に宿って下さって、わたしたちは生まれ変わるのです。その時以来、ご聖霊が内に住んで下さっているのですから、神の国は、わたしたちのうちに来られたと言うことができます。また、「神の国」と「人の子の時」は別のことです。「人の子の時」とは再臨のことであり、明らかに終末に関する出来事のことです。再臨の日、そのしるしは世界中の至る所に現れます。人々は、あなたがたに「見よ、あそこに」「見よ、ここに」と言うであろう。イエスさまが再臨なさったという知らせが世界中から届くであろう。いなずまが天の端からひかり出て天の端へとひらめき渡るように、イエスさまが再臨されたと人々が言うであろう。しかし、まだ終わりの日は来ないだろう。それから、しばらく平穏な時代が続き、人々はノアの時代のように、食い、飲み、めとり、とついだりするであろう。しかし、あっという間に洪水が襲ってきて滅ぼされてしまうであろう。また、その時はソドムが滅ぼされたときのようだ。人々は、飲み、買い、売り、植え、建てなどしていたが、ロトが出ていったあとで天から火と硫黄が降って来て、ソドムの町の人々は滅ぼされてしまいました。その日、天の使がロトとその家族を町の外に連れ出してくれました。ところが、ロトの妻はうしろを振り返ったので、塩の柱となって死んでしまいました。
イエスさまはノアの洪水の時と同じように、この世の終りは突然やってくると言われました。また、ソドムの町が滅ぼされたように、この世の人々にとってその日は隠されていると言われるのです。「この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちは、さいわいである。時が近づいているからである」(ヨハネ黙示録1:3)時が近づいています。心の帯をしっかりと締め、油断することなく、キリストの再臨を待ち望みましょう。
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