2024、4、28       復活節第5主日礼拝        牧師 川﨑善三

「助け主」                         ヨハネ15:18~27

イエスさまは、イスカリオテのユダに一切れの食物をお与えになりました。ユダはその一切れの食物を受けると、すぐに出ていきました。ユダはイエスさまを裏切り、祭司長たちにイエスさまを売り渡すために出ていったのです。イエスさまは、ユダが出ていったあと、残った弟子たちにご聖霊が、あなたがたの所に来て下さると言われました。「わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせてくださるであろう」イエスさまは十字架にかかって死に、三日目によみがえり、弟子たちにそのことを知らせたのち、父のみもとに帰ると言われました。そして、父のみもとから助け主、すなわち聖霊が来て下さると言われたのです。イースターから50日後、今年は5月19日がペンテコステになりますが、その日ペテロをはじめとする120名ばかりの人々が、ご聖霊に満たされて大胆に福音をかたり始めたのです。この日が、教会の誕生日になったのです。「もし、この世があなたがたを憎むならば、あなたがたよりも先にわたしを憎んだことを知っておくがよい」(ヨハネ15:18)この世はサタンの支配下にあります。ですから、イエスさまを憎んで十字架につけたのです。わたしたちもイエスさまを大胆に証しするなら、世に憎まれます。しかし、わたしたちはそうしたことに頓着なく、大胆に主を証しするものとなりましょう。

「ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」(使徒1:8)

キリストの証人となるためには、ご聖霊を受けなければなりません。今年のペンテコステに向かって、ご聖霊の満たされ、キリストの証人となれるよう待ち望んでまいりましょう。