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2026.3.22 牧師 田添禧雄 十字架による救い ルカ23:32~43 (1)とりなしの祈り 「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」。わからずにいる彼らとは、イエスを十字架につけたパリサイ、律法学者だけではない。弟子たちも、私たちもわかっていない。主イエスは、その私たちのために十字架上に死に、復活して天に昇り、父なる神の右の座に着いて、そこで今、私たちのために今も執り成して下さっているのです。 (2)ルカによる福音書の4つの「今日」 第1は2:8~14羊飼いへの降誕の告知。11節「きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。」。 第2はルカ4:16~21ナザレでの説教。21節そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した。」と説きはじめられた。 第3はルカ19:1~10徴税人ザアカイの救い。5節「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、あなたの家に泊まることにしている。」。9節イエスは彼に言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。」。第4は23:43十字架上の言葉。「イエスは言われた、『よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう』。」これらの「今日」は、単なる「昨日・今日・明日」の時ではありません。時計の時を刻むクロノスの時の今日ではなく、特別なカイロスの時、すなわち果物が熟して最も食べ時にいが到来(実現)した「今日」なのでます。 (3)左右につけられた犯罪人 ルカ23:39~43に、二人の犯罪人の会話で描かれています。一人の犯罪人はイエスをののしったが、もう一人は、それをたしなめ「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言った。するとイエスは、「はっきり言っておくが(アーメン)、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。間際の時に悔い改め救われた罪人です。最期の時に悔い改め、主の言葉を受け入れて天国に導かれました。救いはただ恩寵のみの救いです。「イェスよ、みくにに おいでになるとき にイェスよ、わたしを思い出してください。」『讃21』112 (東方教会の十字架には八端の十字架がある。☦この形状の意味は、上部の線は罪状書き。下部の斜めの線は足台。下部の線が斜めなのは、キリストとともに磔刑に処された2人の盗賊の死後を表現している。左側の盗賊はキリストを罵って地獄に落ちる。それを表し棒の左が下げられている。右側の盗賊は、間際の時イエスを救世主と信じイエスと共に天国に行ったことに基づき、棒の右側が上げられている。「左右」については、キリストから見ての「左右」となる。) |
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