2018、1、14                  降誕節第3主日礼拝       牧師 川﨑善三

「御霊によって」                               マタイ 3:13~4:1

  イエスさまが「神の子」としての自覚を持たれたのは、十二歳の時でした。エルサレムに上られたとき、神の宮を「わたしの父の家」と言われたからです。そして、年およそ三十歳の時、ナザレを出て公けの生涯に入られました。「そのときイエスは、ガリラヤを出てヨルダン川に現れ、ヨハネのところにきて、バプテスマを受けようとされた」ふたりの出生には、天の使がかかわりを持っていました。ヨハネが生まれるとき、天の使がザカリヤに現れ「あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい」と言いました。又、同じようにイエスさまが生まれる時には、御使ガブリエルがマリヤに現れました。この事は何を意味するのでしょうか。ふたりは、それぞれ神からの使命を与えられて生まれてきたという事です。ヨハネはヨルダン川で、水のバプテスマを授けていました。「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」悔い改めると言うことは、どういう事でしょうか。私たちはまちがった考えを持ち、まちがった生き方をしています。その事に気がついたなら心を入れかえて正しい生き方をすると言うことです。正しい生き方とは、神さまを信じて生きる、神さまが喜ばれるような生き方のことです。そのように人生をやり直したいと思った人は、悔い改めをあらわすしるしとしてバプテスマを受けなさいと、ヨハネは勧めていました。そこにイエスさまが来られて「バプテスマを授けてください」と言われたのです。ヨハネは言いました「わたしこそあなたからバプテスマ受けるはずですのに、あなたがわたしのところにおいでになるのですか」救い主であるイエスさまから、わたしがバプテスマを受けるはずなのに、わたしがあなたにバプテスマを授けるというのは逆ではありませんかとヨハネは言いました。ところが、イエスさまは「今は受けさせてもらいたい。このように正しいことを成就するのは、われわれにふさわしいことである」と言われました。罪人が新しく生まれ変わって神の国にはいるためには、まずバプテスマを受けることが必要だと、主は言われます。そして、イエスさまはご自分を罪人のひとりとしてあつかい、バプテスマを授けて下さいと言われたのです。イエスさまは私たちを救うために、私たちと同じように罪人の立場に、ご自分を置かれたのです。そこでヨハネはイエスさまの言われるとおりにしました。イエスさまが川から上がって祈っておられると天が開け、神の御霊がはとのように下ってきました。また天から声がありました「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」十二歳の時、イエスさまはご自分が「神の子」であると自覚しておられました。この時の出来事は、神によるキリストの任命式です。あなたこそキリストです。その証としてご聖霊がこれから、ずっとあなたと共におられます。また、父なる神の声をもって「あなたはわたしの愛する子」との確証が与えられました。そして、イエスさまは「御霊によって」荒野に導かれました。悪魔に試みられるためでした。私たちは御霊によって新しく生まれ変わり、御霊によって新しい生涯を歩むことができるようになりました。いつも、ご聖霊と共にあゆんでいきましょう。