2018、11、11       降誕前第7主日礼拝     牧師 川﨑善三

「イエスの宮まいり」                      ルカ  2:22~32

 幼な子を神さまの所に連れてきて祝福を受けるということは、古くから行われていました。旧約聖書では、サムエル記にその話が出てきます。ハンナという人が神さまにお祈りしました。「神さま、お願いします。わたしに男の子を与えて下さい。男の子が与えられたなら、その子を一生のあいだ神さまにおささげします」ハンナの祈りは聞かれました。ハンナはその子の名をサムエルと名づけて、神さまにささげました。サムエルは大きくなって、神さまのお仕事をするようになり、みんなから尊敬される人になりました。
 イエスさまの両親も、幼な子イエスを連れてエルサレムの町に上りました。ところが、イエスさまが神の家にのぼった時、不思議な出来事がありました。ひとりのおじいさんとおばあさんが、幼な子イエスさまの所にやって来ました。おじいさんはシメオンと言い、おばあさんはアンナと言いました。シメオンは神さまを愛し、いつもお祈りしていました。神さまもシメオンにいろいろな事を教えて下さいました。神さまはシメオンに「あなたは救い主(キリスト)に会うでしょう」と言われました。シメオンはこの事を知らされたとき、大変喜びました。イスラエルの人々を救って下さるキリストがお生まれになる、その事は何百年も前から預言されている神さまの約束でした。ユダヤ人ならば、みんながその神さまの約束を信じて、いつ救い主がお生まれになるのか、わくわくしながら待っていました。シメオンはいつ救い主(キリスト)がお生まれになるのかと待って、待って、ずっと待っていました。そして、いつのまにか、シメオンは年をとって老人になりました。
 そんな時、神さまは「あなたは救い主に会うまでは死ぬことはない」と言われたのです。すっかり、おじいさんになったシメオンは、神の言葉を信じて毎日、神殿に上りお祈りしていました。その日もシメオンは神殿に上りました。すると、ヨセフとマリヤに抱えられた幼な子イエスがやってきたのです。神さまはこの赤ちゃんがキリスト様ですよと言われました。シメオンはイエスさまをその腕に抱き、神さまに感謝しました。「神さま、ありがとうございます。キリスト様にお会いできたので、わたしは安心して目をとじることができます。この方はすべての人の光となってくださり、イスラエルの栄光です」そして、そばにいたアンナにもイエス様のことを伝えました。アンナはエルサレムの町の人々にキリスト様がお生まれになったと話しました。私たちもキリスト様のお誕生日を祝うクリスマスのことを、私たちの友達に知らせて教会に誘いましょう。