2018、6、10             聖霊降臨節第4主日礼拝       牧師 川﨑善三

「カレブの信仰」                               民数記 13:17~30

 ずいぶんと遠い昔のことです。イスラエルの人々はエジプトの国を出て40年間荒野で生活しました。エジプトの国を出た時、大人であった人々はみんな死んでしまって、その子どもがカナンの地に入ることができました。大人はみんな死んでしまったと言いましたが、ふたりだけ生き残り、その二人も80歳を越える年齢に達していました。そのふたりとはヨシュアさんとカレブさんという人でした。カレブおじいさんは40歳の時、モーセさんに導かれて、イスラエルの人々はカデシ・バルネアという所に着きました。そこで、モーセはカナンの地に偵察隊を送ろうとしました。12の部族から部族ごとにひとりを選んでカナンの地を探ってくるように命令しました。ユダの部族からカレブ、エフライムの部族からヨシュア、他に10人の人が選ばれて偵察にいきました。モーセは言いました「その地に住んでいる人々は強いか、弱いか。人々の住んでいる所は天幕か城壁のある町か。その地は良いか悪いか、どんな果物がみのっているかを調べてきなさい」人々はカナンの地に入って行って、そこに住んでいる人々、その町、その地に産する果物がどんなものかを調べました。何人かの人々が、谷の中でぶどうの木を見つけました。すばらしいぶどうが、枝に鈴なりになっていました。ひとふさのぶどうの枝を切り取りましたが、ひとりで運ぶことができません。そこで、棒でもって、ふたりが肩に担いで、持って帰りました。ざくろといちじくの実も、食べきれないほど、いっぱい取って帰りました。帰ってきた人々はモーセに報告しました。「私たちはカナンの地をゆきめぐって調べてきました。そこは乳と蜜の流れる、とても良い所です。私たちの取ってきた果物は、これ、このとおりです」それを見た人々は大きな声をあげ、喜びました。ところが、その人々はこう言ったのです。「しかし、その地に住んでいる人々は、みんな背が高く、強そうで、私たちはいなごのように見えたに違いありません。その町は城壁のある町で攻めるのはむずかしい町です」この報告を聞いて、人々は大声をあげて言いました「ああ、私たちはエジプトの国で死んでいたら、よかった。私たちはカナンの地の人々と戦っても勝つことができない。つるぎで殺されてしまう」イスラエルの人々は、せっかく神さまが与えて下さる地は良い地だと言うことがわかったのに、入っていくことを恐れました。敵と戦ったならば負けると思ってしまったからです。その時です。カレブさんが言いました「神さまは、わたしを信じるならばこの地をあなたがたに与えようと言われます。どんなに背の高い、強そうな人々であっても恐れてはなりません。神さまが私たちと共にいて下さいますから、恐れてはなりません」ところが、人々はカレブさんとヨシュアさんの言うことを聞かず、石で打ち殺そうとしたのです。その時、会見の幕屋から、神さまが語りかけられました。「この民は、いつまでわたしを侮るのか。いつまで、わたしを信じないのか。わたしはこの人々をカナンの地に導き入れない。しかしカレブとヨシュアは違う、このふたりはわたしに完全に従ったので、カナンの地に入ることができる」神さまの言葉を信じることが大事です。カレブさんのように神さまの言葉を信じていきましょう。